各地に伝わる神話や伝説は、元型のイメージを捉えていくのにも役に立ちます。想像力が豊かなひとの場合は、アスペクトを見たりしたときに、「あの話を思い出す」ということもあるでしょう。海外のものだけでなく、日本人であるわたしたちには日本の民話なども心に響くのだと、ユング研究をしていた故・河合隼雄先生もおっしゃっています。
話を聞いて思うことは、個人によって違います。視点が違うからかもしれませんし、生きてきたバックグラウンドなどでも変わってくると思います。そのような個性を大切にし、神話や伝説を読み解いていくことが心理占星学を学ぶ上で「考えるきっかけ」を与えてくれるのだとも思っています。
なお、このような神話や伝説といった話をクライアントに伝えるのも「考えるきっかけ」を与えるものになると言われています。