占星学

天王星と自分らしさ

こんにちは!
緊急事態宣言が関東一都三県再度出された初めての週末。
いろんな思いを抱いている人がいるかと思います。
土星と木星が冥王星とコンジャンクションして(一気にブロウされた印象)
水瓶座に移動して(ブロウされた後の立ち直りのような)いるので、
去年のそれとはまた別の気持ちになっている人も多そうな感じがします。

さて、今日はホロスコープ全体のこと。
ホロスコープに出てくる惑星は、いろんな性格やシンボルの塊のようなものです。
男もいれば女もいるし、ほとんど神だけど半神半人、すなわちデミゴッドもいます。
小惑星もたくさん入れたら、元人間とかも出てきちゃうわけです。
見かけ年齢みたいな(イメージ的な年齢)はあるけど、それがどうしたって感じです。

人は、大人になるに従い、「年齢らしく振る舞いなさい」みたいなことをよく耳にするようになります。
これを惑星に置き換えたら、「年を重ねたら土星みたいになりなさい」みたいな感じです。
じゃあ、年齢が上になればなるほど、土星を中心にホロスコープを見なきゃいけないの?
なんて、それはありません。
ホロスコープは全体を統合してこそ(ユングのいうインディビジュエーションにつながる)、なので、
土星ばっかり高めようとしても、好ましいことではありません。
いつまでたっても、内なる子供の魂を持って輝きを求めること(太陽)、
好きなものに出くわしてキラキラドキドキして(金星)、
興味のあるものを学び考える力で閃いたり(水星)、
なめんてんじゃねぇよ!俺が勝者だ!俺が一番だ!!!と鼻息を荒くし(火星)、
お腹すいたーと言って不機嫌になったり、満腹で眠くなってうたた寝すること(月)、、
こんなことだって大切なことです。
個人的に、個人的惑星を伸ばすことはすごく重要なことだと思っています。

でも、土星の壁というのはものすごく強大で。
文化的側面、伝統的視点、周囲の要望や求められる規則によって、土星がこれらを縛りつけ、
「大人になろう」と個人的惑星を無理に「型にはめて」大人にさせようとすることは多々あります。
これの差で、自分自身を痛めつける人も多いです。

これを打ち壊しにかかるのが、天王星。
天王星はリフォームや革命を起こす惑星で、太陽系だと土星の次にくる惑星です。
わたしはチャートを読むとき、「自分の色を見つける」みたいに読むときがあります。
天王星は「型にはまる」ことが大嫌い!
いつまでも自分の自由と気ままさを謳歌していたいと願う惑星。
さすが空の神!とはいえ、クロノス(土星)の父であり、ゼウス(木星)のおじいちゃんであり、アレス(火星)に至ってはひいおじいちゃん!
すごい年取ってるけど、好きなことしたいんだっ!っていうスタンス。
アレスも脱帽。こりゃ毎日血祭りに湧き立つしかない(笑)。

おりしも、土星と天王星は話題の水瓶座のルーラーです。
水瓶座の抱えるテーマとして、「土星からいかに天王星になるか」があると、
ファカルティの先生から聞いたことがあります。
もしも、ずっと自分を型にはめて、息を潜めて生きてきたと思うことがあったら。
個人的惑星が「ときめく」ことを思い出してみてください。
彼らが息を吹き返すかどうかは、あなたの天王星にかかっているのかも。
Breakthrough(突破)という英単語がありますが、これはまさに天王星を表す言葉。
水瓶座の時代、あなたはどうやって土星の壁を打ち破りますか?

Ariana Grande “break free”