占星学

木星のもたらすもの

こんにちは!
数日前、木星と冥王星がきっちりとコンジャンクションを取りましたが、
このコンジャンクションはこういうパンデミックが始まってから、
なんとなく気にしていたアスペクトでした。

というのも、先にコンジャンクションを結んでいた土星と冥王星が
まるでクロノス(土星)に食べられてしまったハデス(冥王星)のようで、
そこに突っ込んでくるゼウス(木星)は、神話のそれとまったく一緒じゃないか!なんて思えてしまったから。

蓋を開けてみれば、ファイザーのワクチンのニュースは入ってきましたが
他と言えば、ロックダウンとか、感染者数更新とか、そんなニュースで
「ゼウスが乗り込んでクロノスから解放してくれる気がしていたのに。。」なんて意気消沈してみたり。

でも、木星のトランジットというものは、そもそも良い意味をあまり持たないし
神話通りに世界も進むわけがない。。。というのが事実でしょう。

ただ、このコンジャンクションを機会に、木星・土星・冥王星のコンジャンクションは解かれていき
12/25の水瓶座0度での木星と土星のコンジャンクションをおしまいに、
一連のアスペクトシリーズは終わりに向かいます。
この、最後に木星と土星がコンジャンクションというのも、神話的に見ると、
ついにゼウスが最終的鉄槌を!とか思うわけですが、
それは時間が経過してみないとわかりません。

とは言え、これらアスペクトの作用というものは、
集合体無意識を通して私たちに通じているものであり
わたしたちの中でも、確実に木星ミーツ土星&冥王星は起こっているわけです。

それってどんな影響なのかというと、土星&冥王星のときは、
古く凝り固まった要らぬ習慣の破棄、みたいな形で出てきますが
木星も加わるとなると、
私たち自身が昔っから信じてきたものの破棄とも言えてきます。
「社会の」古い体制なら、もう要らん要らん!と手放すのは、気合があれば大丈夫そうですけど
「私がずーっと信じてきている人生哲学」をポイッとするのは容易いことではありません。
アリとキリギリスで、キリギリスが突然「僕は毎日せっせとアリ君を見習って働くよぉ!」なんて言うわけないです。
アリも然り。

特にネイタルで木星が強いひとなんかは、持ち前のポジティブ精神に打撃を受けたり、
明日が見えない、、、未来が見えない、、、みたいになって、
クロノス化するゼウスみたいになることもありえます。
結局、今回のアスペクトは木星・土星・冥王星一緒なわけですし。

でもちょっと落ち着いて考えてみましょう。
ゼウスといえば、雷。
けれど、今のゼウスの雷はボロボロに錆び付いて欠け始めた武器みたいになっているかも。
それでも、ゼウスはその雷を握り続けているのでしょうか?
土星はものを古くさせ、冥王星は腐らせます。
つまり、ゼウスも一新させるチャンスということ。
これまで培ってきた人生哲学を捨てろというメッセージではありません。
自分の中の不要な「信じているもの」をポイして、
12/25の土星とのコンジャンクションで、新しい信条を築いていく!と思うと、ちょっと楽しくなってきませんか?

ネガティブなことを信じがちだったら、捨てちゃうタイミングでもあるということです。
特に、今ガガーンとダメージを受けているのだったら、
「なんのことでダメージを受けているのか」を、落ち着いて考えて(土星)浄化するとき(冥王星)にも変えていけます。
土星や冥王星の影響で、暗くなったり、鬱憤が溜まりやすくなっている時期でもあります。
せっかく、ゼウスが解放しにきてくれた!なら、
ゼウスも巻き込んでクロノスのお腹の中で悩むのではなく
神話のように、新しい世界の構築に向けて進みたいときです。

一日やそこらでできることではありませんが、
今なんだかしんどいなぁと思うひとに向けて書いてみました。
明日は良い日となりますように!

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