金星の性質をいくつか取りあげていきましょう。

大好きパワー
これはアフロディーテの「好き好き」パワーそのものですね。
目がハートになっちゃうんだ♡
これがあると気持ち良いんだ♡
やっぱりこれは外せないんだ♡
などなど。
恋愛に限らず、身に付けるものだったり、自分のいる場の雰囲気だったり。
「食後はいつもお気に入りのカフェのコーヒー持ち帰りよ!」っていうのも金星っぽいです。
男女関係なく、好きになるタイプなんかも象徴する場合もあります。
要するに惹かれるものということです。
キュンキュンするもの、大好きなもの、と言う言い方もあり。
五感を感じさせるものです。
「見てキュン」「触ってキュン」「聞いてキュン」「食べてキュン」「香ってキュン」
と言葉にしてみると、ときめきが胸打つ瞬間を思い出しませんか?
その心です。

ちなみに「惹かれた」後のことは考えません。そういう本能的な「好き」です。
いきすぎると欲望となります。

上の絵画は、アフロディーテと人間アドニス。
神様と人間の恋愛はご法度でもあったのですが、そこは好きパワーのなせる技。
アドニスを愛したアフロディーテですが、愛人アレスの怒りを買い、
アドニスは(猪または豚に化けた)アレスに突進されてこの世を去ります。
金星は人間関係、要するにお付き合いの仕方を象徴していますが
どうやって相手と関係を作るか?ということなんでしょうね。
もちろん相手は異性同性関係なしです。

ちなみに、猪と豚はアレスの持ち物としてシンボリズムの世界では扱われます。
(猪突猛進という言葉も彼にぴったりですね。余談でした)

「鏡よ鏡、、、」
鏡から連想されるものはほとんど関わってきますね。
例えば下の絵画のように、鏡を見てニッコリ。
「あ〜この角度が一番いい!」
なんてことを女性の方なら誰しも一度はやったことがあるのではないでしょうか。

つまりそれって自惚れでもあるわけです。
側から見たら、どっちでもええわい!なこと。
それでも自分の一番の魅力を見つけるために、
みな鏡を覗き込むわけです。(いや、でも自惚れも自信につながる大切なことでもあります)

さて、鏡といえば「鏡よ鏡。世界で一番美しいのは誰?」
ですが、
「白雪姫です」と鏡に真正直に言われ、
「キィーーーー誰よ誰よ!私が世界で一番なのよ!!!」
という反応は金星らしい反応でしょう。
金星は自分の魅力的な部分を象徴しますが、
それはセールスポイントでもあるわけで
自分のここは(魅力的な部分に限る)誰にも負けない!というわけです。
例えば、「髪の美しさなら誰にも負けない!」みたいなところ。
自分の中で誇りに思い、価値を見出すのはいいのですが
こうやって、対誰かの形になるもの金星ですね。

トラブルメーカー
彼女は神話上ではトラブルメーカー。
独身だった頃、会う男性みんな彼女の虜になっちゃうものだから、
父親代わりのゼウスが、「お前が独身だとみんな困っちゃうから、さっさと結婚しろい!」と結婚させます。
アフロディーテの旦那さんは、地味地味なへーパイストス。
鋳造の神であり、アレスの兄弟なのですが、、、
いかんせん、イケメンアレスとは違って、あまり見た目が。
そんなへーパイストスのことを好きになんてなれず、
彼女は外でアレスを筆頭にラブ事情を繰り広げます。
その度に誰か死んだり、アレスは裸のままで捕らえられたり。大変です。
官能性も金星の支配領域。

こちらの絵画にある「パリスの審判」(トロイア戦争のもと)も、アフロディーテが原因で戦争を引き起こしていますね。
なので、金星はトラブル要因でもあるわけです。
魅力的なお金も、トラブルの原因ですもんね。

平和も金星の象徴するものです。
しかし、これは言い方を変えるといい顔しいとも取れます。
金星は嫌われたくない思いが強く、かつアフロディーテは自らが戦いに出ることは好みませんでした。
よって外交官、すなわち戦わずして相手と向き合うでもあるのです。